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農産物の新品種、次々デビュー

山本よしかずからのメッセージ

 年々、厳しくなる一方の農産物の産地間競争、ブランド競争に勝ち抜くため、県農林総合研究センターで育成された新品種が次々と市場に名乗りを上げています。

 最近では、令和2年秋にコメの新品種「粒すけ」がデビューしました。コシヒカリと同等以上の良食味で、大粒で白く光沢に優れ、加えて栽培しやすく収量が多いなどの特徴を持っています。コメは全国で様々な品種が開発され、いまやブランド米の戦国時代と言われています。「粒すけ」はこの激しい産地間競争にも十分勝ち抜けていける品種として、農家の期待を集めています。

 全国一の生産額を誇る日本ナシにも令和3年秋、新品種が登場しました。「秋満月(あきみつき)」と名付けられた新品種は果実が大きく、果肉は柔らかで滑らか。糖度が高く、優れた食味を持っています。

 フラワーアレンジメントやブーケに使われやすいよう、小ぶりの花、細い茎を持つカラーの新品種が育成され、令和3年から市場に出荷されています。新しい門出に祝いの鐘の音が響き渡るというイメージから「Brilliant・Bell(ブリリアント・ベル)」と名付けられました

 20年かけて開発された落花生の新品種「Qなっつ(キューナッツ)」は、これまでの落花生やピーナッツにはないはっきりした甘みが魅力で、収量も多く、他の品種とともに全国一の本県落花生生産をけん引する新品種として期待されています。平成30年秋に販売が開始され、アクアラインマラソンなどで提供されて、知名度アップに努められています。

 千葉県は、令和3年に3,471億円の農業産出額を記録し、全国6位にランクインしました。本県にとって大切な産業である農業を守り育てるためにも、これら新品種に期待が寄せられています。

20日に八街市議会議員選挙

 8月20日に八街市議会議員一般選挙が告示されます。八街の将来を左右する重要な選挙です。皆様投票に行きましょう。

 

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