山本よしかずからのメッセージ
年明け早々に衝撃的な出来事が相次ぎました。1日、石川県能登地方を震源地として最大震度7の大地震があり、人命や建物に大きな被害が発生しました。朝市や輪島塗りで知られる能登半島の先端、輪島市で特に被害が甚大で、多くの建物が倒壊し、やがて炎が惨状を焼き尽くす映像を見て、胸がきりきりと痛みました。お亡くなりになりました方のご冥福をお祈りしますとともに被災されました皆様にお見舞いを申し上げます。
今でも、つぶれた家屋に挟まれて身動きが出来ない多くの人が助けを待っているとのことです。懸命な救助活動が続けられていますが、人力では倒壊した家屋の柱などを取り除くことが出来ず、救助を断念することもあるそうです。倒壊家屋の下敷きになった両親、妹、甥を助け出すことができない男性の悲しみを伝える報道がありましたが、あまりの悲痛さに、思わず涙がこぼれそうになりました。災害発生後72時間が被災者の命が助かる分岐点と言われていますが、なお、一人でも多くの被災者が助け出されることを祈ります。
輪島市では地震でつぶれた家屋から出火、地震で道路上に倒壊した電柱などが邪魔をし、十分な消火活動が出来ないこともあって200棟以上が焼けました。夕食の準備で火を使っている家庭が多い時刻の地震発生が災いしました。来月には2月定例県議会が開催されます。この大災害に千葉県議会として対応すべきことが多々あると思います。真摯に取り組みます。
2日には羽田空港で着陸しようとしたJAL機と海上保安庁の飛行機が衝突するという惨事が発生しました。火だるまになった機体が滑走路上を滑っていく大事故にもかかわらず、JAL機の乗員乗客は全員、避難して無事で、海外のメディアは奇跡的な出来事だとして、乗員の的確な誘導、これに冷静に従った乗客に賛辞を送っています。
管制と2機のパイロット間の通信が公開されましたが、管制の指示に従っていれば事故は起こらないやり取りでした。成田空港がある本県としても事故がなぜ起きたかは重大な関心事です。フライトレコーダーの分析などで事故原因の解明が待たれます。